ねこ探検家ベッチー

ロン毛の探検家、ベッチー。通称「ベッチー」。BBともいわれる。ちんちばぺるちゃ猫。

ケンカのちがい

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わしは、ねこ探検家ベッチー。通称「ベッチー」。
ちまきでは「ベッチー」でとおってる。本名は「ベッチー」。
おんとし1さい。ぴちゃぴちゃのギャル。
わしの家族は「しいかあさん」と「みいかあさん」と犬探偵の「ゾーイ」と後輩猫の「あめ」。
 
 
わしらのケンカ

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わしと子分の「あめ」は、毎日ケンカをする。
夕方の夜ごはんのまえは、なぐりあいをすることになる。
おなかがすきすぎて、イライラするからだ。
イライラするとなにかを殴りたくなる。
不良になる。せんこーのいうことなんて、きいてられねーになる。いわゆる尾崎になる。
バイクを盗んだり、自由になれた気がしたりしたくなる。
バイクのことは、ほんとうはよくわからない。
とりあえず、子分のあめが、わしに体当たりしてくるので、倍返しする。
これをやっているあいだに、みいかあさんかしいかあさんが夜ごはんを用意するので、気が紛れて良い。この夜ごはんまえ以外のケンカは、おおむね、あめがわしを驚かしてくるときに起きる。
あめは、まだ超こどもなので、からだをつかった遊びがひつよう。
わしは、もうそれはおおむね卒業している。
だから、わしはしたくない。
しかし、あめはからだをつかって遊びたい。
その結果、あめは、わしにいきなりとびかかってくる。
こういうことについて、人間は、こんな名前をつけている。
 
「めいわく」
 
名前をつけるって、わかりやすい。
わしは、このめいわくがきらいだ。
どたまにくるので、とびかかってくるあめをしばく。
しばきかたにかんしては、先代猫のポン・プルクワが『猫の教科書』のなかで「付録」として書いていたので、それを参考にしている。
爪を引っ込めて、あいての鼻を横から抜くようにして打つ、というのがしばき方の基本。
当てるというよりも「当て抜く」というイメージで殴るのが良いそうだ。
また、相手は慣れてくると避けるようになるので、そうなったら有効なのが「フィアンセ」。
右のパンツとみせかけて、左のパンツを繰り出す。
これが「フィアンセ」。
わしは、ひびこのしばき方をトレーディングしている。
おかげで、筋肉がついてきた。
 
 
人間のケンカ

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人間もケンカをする。
しいかあさんとみいかあさんだ。
おもにしいかあさんが怒る。
わしとあめでいうと、わし側がしいかあさんという具合だ。
しかし、人間は何が理由で怒るのか、これがぜんぜんわからない。
空腹というわけでもないし、めいわくでもなさそう。
理由はわからないが、しいかあさんは急に怒り出す。
なにかできいたことがあるきがするが、お腹に虫がいると急に怒り出すことがあるとか。
さすれば、しいかあさんのおなかには虫がいるということになる。
小さいクモなら、わしがとっ捕まえて食べてやっても良い。
大きい虫ならちょっと手に余る。
いずれにしろ、お腹から出さないとはなしにならない。
まず虫を吐くか、うんこするかどっちかだろう。
うんちは毎日しているはずだから、吐くしかないか。
吐くには、毛をいっぱい食べるのが良い。
だから、寝ているしいかあさんのくちにわしの毛を詰めていくことにしようかと思う。
そのうち、起こり虫を吐き出すはずだ。
それをぶっ叩けば、問題は解決するだろう。
あ、わしがその虫を食べると、今度はわしが怒りっぽくなるから、食べずに捨てることにしよう。
 
はやくこの実験をしてみたい。しいかあさん、はやく寝ないかな。
 
 
なぞはせかいにちみちみている。
1つずつときあかしていこう。
探検家ベッチーことベッチーでした。
BB