シュミレーション
わしは、ねこ探検家ベッチー。通称「ベッチー」。
ちまきでは「ベッチー」でとおってる。本名は「ベッチー」。
おんとし1さい。ぴちゃぴちゃのギャル。
わしの家族は「しいかあさん」と「みいかあさん」と犬探偵の「ゾーイ」と後輩猫の「あめ」。
あさのシュミレーション
わしとあめは、日が昇るまえにめがさめる。
めがさめるとおなかがすいていることにきがつく。
わしらは家猫。
ちょっとおなかすいたからといって狩りにでかけられるわけでも、ウーバーイーツをたのめるわけでも、缶詰やレトルトをあけられるわけでもない。
人間を起こして、ごはんを用意させるほかない。
いや、ないんだろうか?ほかにほうほうが。
まずウーバーイーツたのめないだろうか。
猫用にウーバーイーツはないだろうか。
検索してみた。
こういうのがでてきた。
これじゃない。やっぱりなかった。そりゃそうか。
やっぱり狩りだろうか。
そとには鳥がいっぱい飛んでいる。
食べられる虫もいるかもしれない。
なんでも人間だよりではいきていけないかもしれない。
わしも探検家だし、どんどん大人になってきている。
女優で言えば……桃井かおりくらいだろうか。
ちなみにわしは、いま1歳。人間だと何歳くらいだろうか。
ともあれ、狩りだ。わしは、まだ外に出られないけれど、でられたあかつきには、狩りをしてごはんを自分で用意できるようにしたい。
そのためにすべきは、シュミレーション。
まどが網になっていると、かぜも音もよくかんじられる。
しいかあさんを起こしてごはんをたべたあとは、あめといっしょに外をみながら、狩りのシュミレーションをしてみた。
まず鳥がちかくにくるひつようがある。
とりは虫がすき。虫がうちのにわにいっぱい居たほうが良い。
しかしわしはこのようにゴージャスでめだつ。
えものをしとめるには、めだたないほうがいい。
そのためには、くさをわしのからだにふりかけるのがよさそうだ。
カモフラージュというせんぽうだ。
そのためにはくさをちぎってあつめる技術がひつようになる。
習得すべき技術(1)くさちぎり
習得すべき技術(2)動かざる
つぎはだまって、自然にみをひそめる技術もひつようだ。
自然の一部になる。
わしは空を飛べないので、鳥に近くまできてもらう必要がある。
それにはあいてを大敵させる必要がある。
くさをかぶったうえで、じっとしている。
そして鳥がちかくまでくるをまつべし。
ここまでできれば、あとは鳥をおそうだけ。
わしはいままで狩りをしたことがない。
しょうぶはいっしゅんだ。ジャンプして噛む。
これできまる。ジャンプして噛む。
ジャンプして噛む。練習あるのみ。
習得すべき技術(3)ジャンプして噛む
これは、あめを相手にして練習することにしよう。
とったあと。鳥は狩った後もすぐにはたべられない。
処理をしないといけない。
まず血抜き。それからけをむしる。
毛はさっとゆでたほうがむしりやすいそうだ。
あと解体。内蔵はいたみやすいからはやめにたべたほうがいいそうだ。
でもそんなのたべたら、ちだらけになりそう。
わし。なんかこわいなぁ。
めんどうんだな。ネットでかうほうがいいかも。
これなんかいいんじゃないかな。
習得すべき技術(4)ネット通販で買う
しいかあさんかみいかあさんがうけとったら、それを冷蔵庫にしまうまえにうばえばいい。
これがいいんじゃないかな。
習得すべき技術(5)うばう
だいたいこんなところだろうか。
やるべきことがみえてきた。
シュミレーションをかさねて、ほんばんにそなえるとする。
なぞはせかいにちみちみている。
1つずつときあかしていこう。
探検家ベッチーことベッチーでした。
BB
(ゲーロズの単独ライブとかないかなー。あっても見ないか。吐くだけだし。)