ねこ探検家ベッチー

ロン毛の探検家、ベッチー。通称「ベッチー」。BBともいわれる。ちんちばぺるちゃ猫。

シブヤのおもいで

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わしは、ベッチー。通称「ベッチー」。
ちまきでは「ベッチー」でとおってる。本名は「ベッチー」。
おんとし1さい。ぴちゃぴちゃのギャル。
 
わしは、猫で、ヒマなので、探検家をしている。
探検家ベッチー、りゃくして「探検家ベッチー」のわしの、さいしょのたんけんは、シブヤ邸だった。
わしは、きょうだいだらけのカオスだがかいてきというせかいから、ミルクからごはんにたべものがかわったあたりで、シブヤ邸にひっこしかくめいされた。
いまのせかいは、二度目のかくめいのあとで、カマクラ邸にょ。
カマクラ邸にせかいがかわってからのひびがながいので、シブヤ邸をわすれそうになるし、けっこうわすれた。
かすかにのこるシブヤ邸のきおくをあつめて、ひとつのかたまりにして、ころがして、おっかけてみたいとおもう。
 
シブヤ邸は、いつもそとからひくいおとがきこえてきたにょ。
たまにたかいおとも。このおとは、カマクラ邸にきても、ときどきする。
とおくからきて、さっていくおと。カマクラ邸にきてのへんかは、このおとが、近づいてきて、うちのちかくでとまることがあることにょ。
ふしぎなことに、うちのちかくでとまるときまって、うちのかぞくの「みいかあさん」か「しいかあさん」かそのりょうほうが、うちのなかにはいってくる。だから、わしは、あのおとは、そとのせかいでのあしおとだとふんでいる。
そとのせかいであるくとおとがでかくなるのだ。
シブヤ邸のそとは、あるくものがおおく、カマクラ邸のそとは、あるくひとがすくないのだ。
わしもそとをあるくと「ぶぉーーーーーん」というおとがでるはずだ。こんどじっけんしてみようとおもう。
 
かんわきゅうだい。シブヤ邸のおもいでだった。
 
シブヤ邸では、わしはまだわかかった。ねこだけど、ひよっこだった。

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このくらいひよっこ
 
シブヤ邸では、犬探偵ゾーイといっしょにべっどでねたものだった。

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これが犬探偵ゾーイ
 
しかし犬探偵ゾーイは、せかいがカマクラ邸になってからだいぶよわくなった。
死ぬ系のにおいをだしはじめたので、わしは犬探偵ゾーイはそっとしてやることにした。
しかしさいきん、そのにおいがへって、げんきになってきた。
いちどしにかけたやつがいきかえることをちまきでは「ぞんび」という。
だから犬探偵ゾーイは、ぞんびかもしれない。
死ぬ系のにおいがしなくなったが、ぞんびはきけんとそうばがきまっているので、カマクラ邸ではいっしょにねない。
しかしヒマなのでいらいらしたら、ちょっかいをかけてみてはいる。
すると犬探偵ゾーイ(ぞんび)は、はしってにげて、「みいかあさん」につげぐちをする。
これをやられると「みいかあさん」から「ベッチー!」とよばれる。
よばれるからちかづくとごはんがでる。まだこのシステムがりかいできない。
 
シブヤ邸は、せかいがちいさく、めがいきとどいた。
ひとも犬探偵ゾーイもすぐにみつかった。

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ここがふろば。
 
みずがたっぷりのばしょが、うちのせかいにはいつもあって、シブヤ邸にもあった。ここを「おふろ」という。
しかしみずがたっぷりあるばしょをしらべてみると、うみとかみずうみとかいけとかもあった。ちがいはまだわからない。
とりあえずは、ひとたちがみんな「おふろ」といっているので、おふろのはずだ。
わしは、おふろで、たいへんなじけんにあったことがある。
このかべのむこうにみずがたっぷりあるのだけれど、それをしらないわしは、とびこんでしまったことがある。
みずのなかには、「みいかあさん」がはいっていて、わしがとびこむとおおきなこえをあげた。
「ぴぎゃーーーー!」というこえだった。
そのこえとたっぷりみずに、わしはおでれーた。
それから「しいかあさん」がやってきて、わしと「みいかあさん」をみて、わらった。
「わらう」とは、ひとだけがだす鳴き声で、「ひゃっひゃっひゃっ」とかいう。
あれ、なんだろう?
それから、わしは、かぜふきぼうをふかって、かわかされた。
 
カマクラ邸にも、おふろはある。わしは、もうみずにとびこんだりしない。
というかあまりちかよらない。あついし。むわっとするし。
 
しかし、シブヤ邸は、せかいがちいさかったので、わかいわしの探検には、おあつらえむきだった。

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おくのほうがベッドだ。てまえが、ひとのごはんばしょ。
ひだりがわがくつろぎのひろば。みぎがわがトイレとか。
このほかにふろばやひとのといれ、そして「しいかあさん」の巣があった。
これが「しいかあさん」の巣だ。

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「しいかあさん」は、だいたいここにいて、かちゃかちゃやっている。
あそびだろう。わしにはおもしろくないあそびだ。
「しいかあさん」の巣は、カマクラ邸にきてからは、にかいになった。
さいきん、さむいから、わしははいらない。
 
あとは、そんなにおもいではない。
あ、あついとかさむいとかなかったな、あまり。きこうのせいだろう。
シブヤ邸は、あついこともさむいこともないせかいだったのだろう。
カマクラ邸は、なつがきたりするから、あつかったり、さむかったりする。
でいりがはげしいせかいだ。
 
そうかんがえるとカマクラ邸は、しげきがいっぱいだ。
むしもいるし、かぜもふくし、あつかったり、さむかったりするし、にかいもあるし、そともある。探検家のあれがさわぐ。あれ。なんだっけ?……つ
? み? とにかく探検家のあれがさわぐ。
 
なぞとはっけんは、まだまだいっぱいあるので、これからどしどし、しょうかいしていく。
つうしょう「ベッチー」こと、ベッチーがおおくりしました。
BB
 
 



 

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