けありぞくかいぎ
わしは、ねこ探検家ベッチー。通称「ベッチー」。
ちまきでは「ベッチー」でとおっている。
本名は「ベッチー」。おんとし1さい。
ぴちゃぴちゃのギャル。
わしの家族は「しいかあさん」と「みいかあさん」と犬探偵の「ゾーイ」と後輩猫の「あめ」。
るすばん
わしの家族に人間がふたりいて、オストメスのつがいで、名前を「しいかあさん」と「みいかあさん」としている。
わしがつけた名前だ。名付け猫はわし。
しいかあさんは、だいたいいつもうちにいるけれど、みいかあさんはときどきうちから出ていって外が暗くなったら帰ってくる。
これをしいかあさんは「ふりん」と呼んでいる。
みいかあさんは、それを「ひとぎきのわるい」という。
意味はまだわからない。
挨拶みたいなものだとふんでいる。
そんな二頭だけれど、ときどき二頭ともうちからいなくなるときがある。
わしは、それを「だぶるふりん」と呼んでいる。
二頭ともいつかえってくるかわからない。
すぐに帰ってくることもあれば、人間の寝る時間くらいに帰ってくることもある。
ときどきに二頭とも庭にいるだけだというときもある。
庭にいるときじゃないとき、わしは、子分猫と犬探偵ゾーイの3頭で、会議をすることにしている。
これをわしは「けありぞくのかいぎ」と呼んでいる。
人間は頭にしか毛が生えていないハゲ族。
わしらは、猫も犬も全身ふさふさ。
だから「毛がある族」ということで「けありぞく」にょ。
けいありぞくかいぎ
けありぞくかいぎでは、さまざまなテーマをとりあげている。
「もしも」問題とは、「もしも」人間たちが帰ってこなかったらどうする？
「もしも」目が覚めたら人間だったらどうする？
「もしもスタンドがあったらどんなスタンドがいい？」
というかんじで、これ以上ないほどの時間の無駄遣いが主な目的の議題だ。
わしらけありぞくは、時間の無駄遣いが好きなのだ。
ちなみにこの写真は、子分猫「あめ」の「いすの端だけあるいて何秒すごせる」という時間の無駄遣い遊びだ。
けありぞくは、猫犬のかき揚げをこえて、さまざまな意見を交換している。
しかし、なぜうんこを砂に埋めるのか、放置するのか、というおたがいの疑問は、いまだにとけてない。
けありぞくかいぎは、もう通算で19回開催されているのにもかかわらず。
たぶん「もしも」議題が盛り上げっておわってしまうせいだろう。
さいきんの「もしも」は、「もしもわしらがブラックピンクだったら、誰が誰だ？」だった。ちなみにみんな「LISA」だった。
なぞはせかいにちみちみている。
１つずつときあかしていこう。
探検家ベッチーことベッチーでした。
BB
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