はんちんぐ
わしは、ねこ探検家ベッチー。通称「ベッチー」。
ちまきでは「ベッチー」でとおっている。
本名は「ベッチー」。おんとし1さい。
ぴちゃぴちゃのギャル。
わしの家族は「しいかあさん」と「みいかあさん」と犬探偵の「ゾーイ」と後輩猫の「あめ」。
はんちんぐ
わしって、猫でしょ。猫ってさ、かわいい。
かわいくて、ミステリー。
壁のなかに入った黒猫の伝説ってあるみたい。
それくらい謎の生きもの。
そして、なにより根っからのハンター。
なのに、わし、貴族系だからなの?ごはんはいつももらっている。
にゃくしーって、ソーシャルニャットワークで近所の猫たちにきいたら、外だけで暮らしている猫はほとんどいなくって、ハイブリッド(うちのなかと外と両方で生活している)派が、一頭か二頭いるていど。
だいたいみんなわしのように家派だった。
貴族じゃなかった。ふつうだった。
で、家派はやっぱりね、あれだって。
はんちんぐしたことないって。
したくなってこない?はんちんぐ。
わしは機敏なほうだ。子分猫「あめ」はどんくさい。
わし、けっこうなハンターなほうだとおもう。
ハンターライセンスもっていても良いレベル。
はんちんぐのしゅみれーしょん
はんちんぐってさ、まあまあたいへんなわけ。
はんちんぐそのものじゃなくってね、はんちんぐしたあと。
毛をむしらないといけないのよ。
捕るのがトリだったら。
むしだったらね、毒あるやつとないやつを身体でおぼえないといけない。
骨もあるんだよ、トリって。
けっこうめんどう。かりかりごはんのほうがらく。
でもね、本当というかゴースト?がささやくのよ、
「はんちんぐのフィールドは広大よ」って。
ということで、いつでも狩れるように訓練することにしたにょ。
訓練には、しゅみれーしょんが良い。
まずは、子分猫「あめ」をトリとして、やつをつかまえてみよう……
噛まれた