ねこ探検家ベッチー

ロン毛の探検家、ベッチー。通称「ベッチー」。BBともいわれる。ちんちばぺるちゃ猫。

探検家ベッチーによる人間観察

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わしは、ねこ探検家ベッチー。通称「ベッチー」。
ちまきでは「ベッチー」でとおってる。本名は「ベッチー」。
おんとし1さい。ぴちゃぴちゃのギャル。
わしの家族は「しいかあさん」と「みいかあさん」と犬探偵の「ゾーイ」と後輩猫の「あめ」。
 
人間とは
ポン・プルクワの『猫の教科書』を読んで、人間という生き物について、わしはまなんだ。
毛がなくて、服なるものを来て、よくしゃべり、しごとをする生き物だという。
『猫の教科書』には、そうかいているが、わしはぴちゃぴちゃのギャルな探検家ベッチー。
じぶんで「人間」という生き物を観察して、たしかめない手はない。ということでじっくり観察してみた。
 
にんげんの1日
朝、6時ごろに「しいかあさん」(オス)がおきる。
しいかあさんは、ねるときハダカだ。
ハダカというのは、服という布を身に着けていないことをいう。人間のハダカはつるんつるん。全身ハゲ。
ハゲのしいかあさんが、1階におりて、わしと子分猫の「あめ」に朝ごはん(「あさめしまえのめし」じゃなくって、しっかりごはんになった)    を出してくる。
別名「ハゲ飯」。ハダカのしいかあさんが出すごはんだから。
 
それから、しいかあさんは、クッションのうえにすわってしばらく動かくなる。
きもちわるいので、ほうっておいて、わしとあめは、網になった窓からそとの空気のにおいをかいだり、音を聞いたり、2かいにあがって、食後の時間を過ごしたりする。
こんかいは、わしの人間観察なので、しいかあさんをじっとみていた。
チーンって音がするとしいかあさんがうごきだした。
なんかの儀式らしい。
 
しいかあさんは、それから服をからだにつけて、そとにでていく。
そして濡れて帰ってくる。
 
このくらいの時間になると、「みいかあさん」(メス)もおきてくる。
みいかあさんは、犬探偵ゾーイをだっこして1階におりてくる。
そしてゾーイに朝ごはんとわしとあめにおやつをくれる。
 

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びびりの犬探偵ゾーイの朝
それから、しいかあさんは、水場(水がいっぱいでる部屋)に入って、水につかる。
これも儀式だろう。
そこからでてくると今度は、土みたいなにおいがする水をつくる(人間たちは、これを「こーしー」とよんでいて、うまい!と言って飲む)。
 
それからしいかあさんは、じぶんの部屋に入ってしまう。
みいかあさんは、うるさい音を出すものをつかって、床に棒をこすりつけるという変な行動をはじめる。
これをみいかあさんは、「そうじ」と呼んでいる。
これも儀式かな。
 
それがおわると、みいかあさんは、光る板のついた何かをカタカタたたきはじめる。
おなじような行為をしいかあさんもやっている。
これが、ポン・プルクワがいっていた「仕事」というやつなんだろう。
宗教のひとつらしい。
宗教とは、ないものをあると信じることだ。
カタカタカタカタと一日中板を叩いている。かわいそう。
 
昼になると、みいかあさんとしいかあさんは、ごはんを作る。
ごはんって、とったり、もらったりするものだけれど、人間の場合は、つくる。
これを料理という。
つくるのは、しいかあさん。
みいかあさんは、ごはんをたべたあとに、水で皿をいっぱいあらう。
舌で舐めるのではなくって、水であらう。
 
人間は、おしっこもうんこも見せない。
これはわしら猫に近い。
しかし砂を使わない。水が流れる椅子に座ってする。
 
人間は、すごい喋る。これはほんとう。
 
それから、人間はわらう。喋りながらわらう。
わらうというのは、鳴きながらするけいれんだ。
うれしいとき、するみたい。きもい。
 
人間は、同じ場所で眠る。
 
人間は、ひんぱんに外にでる。外に出て何をしているのかはわからない。
 
人間についてのまとめ

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人間は、無いものをけっこういっぱい信じている。
そして、不思議な行動をいっぱいする。
すごく動いて、すごく喋る。そしてけっこうわらう。
しかし、ポン・プルクワがいうほど不安定にはみえなかった。
そういえば、光るし、音の出る板をみて、わらっていた。
けっこう楽しそう、人間。
 
 
なぞはせかいにちみちみている。1つずつときあかしていこう。
探検家ベッチーことベッチーでした。
BB